テレビのCMやYOUTUBEの広告など、あらゆるところで転職情報サイトを見かけますよね。終身雇用の世の中から、雇用の流動が実際起きているかもしれませんが、40代もそのような流れに乗っていけるでしょうか。
いい条件なら転職したい!!
あと20年同じ会社に勤めるのは勘弁・・・
精神的につらい、逃げたい
一度きりの人生、違うことにもチャレンジしたい!!
そんな気持ちを持つ人は多いのではないでしょうか?
私もその一人です。凡人サラリーマンではあるが、今の生き方に疑問を持ち、何か新しいことにチャレンジしてみたいと思い、2021年から転職活動を開始したのだが、いまだに継続中・・・
いまだに転職できていない理由として、私のような凡人サラリーマンでは、40代の転職がいかに厳しいのかを身をもって知らされたからであり、また、40代で転職するには、20代や30代とは違う「心構え」が足りないことに気付いたからである。
ここでは、私が足りないと感じた「心構え」について紹介することで、40代で今後転職を検討されている方への参考になればと思います。
40代の転職活動の心構え
1.異業種転職はほぼチャンスがない。
2.給与ダウンに耐えられるか。
3.人間関係の再構築に耐えられるか。
1.異業種転職はほぼチャンスがない。
何か特別な資格があれば違うかもしれないが、私のような凡人サラリーマンの場合は、異業種転職は厳しいことがわかった。企業が求めている40代の中途採用者イメージは、①求める業種での経験、②マネジメント経験、と求める人物像や能力が明確化されている。40代で経験ない人物を積極的に採用したいと考えるのは、なかなかないでしょう。
経験不問という場合でも、やはり40歳以下という文言が目立つ。今後の企業の人事施策上、より若い人を採用して、中核を担わせたいという考え方も、ごく自然なのかもしれない。
それでも、ヒットしてくる企業もあるわけだが、このあたりからなると、毎回募集している怪しい企業(おそらく営業ノルマが厳しく、人の入れ替わりが激しい企業)や、正社員以外の採用になってくる。
結果的に、経験ある業種での転職となるわけだが、②のマネジメント経験がない場合は、なんらかの条件悪化を受け入れないと転職は厳しい状況である。
2.給与ダウンに耐えられるか。
経験ある業種で転職活動を進めていても、大手企業の場合は、求められる人物像のハードルがかなり高い。特にマネジメント経験は必須である。
私は現在大手企業に勤める凡人サラリーマンであるが、大手企業に転職しても、結局今の会社と同じ風通しの悪さなどあるのじゃないかと疑い、大手企業の募集には積極的ではない。新しい会社でバリバリ働くイメージもわかない。
では、中小企業の募集を見るわけだが、給与の条件が厳しく感じる。何かやってみたい仕事であれば、給与ダウンは致し方ないのかなと思うが、同じ業種で、同じような仕事をするかもしれないのに、給与ダウンとなると、積極的に動けない・・・もちろん、大手企業でも、ヘッドハンティングでもない限り給料ダウンは当然である。
結局のところ、いい条件の転職とは、ドラマにでてくるようなバリバリ働いているサラリーマンには縁がある話で、凡人サラリーマンには無縁だということが分かった。
3.人間関係の再構築に耐えられるか。
今の会社でも人間関係で疲れることは多く、リセットしたい気持ちは山々。でも、転職したとしても、その会社の上司や仲間と、新しく人間関係を再構築するエネルギーも相当なものではないかと気づいた。ましてや、年下上司もあり得るわけだし、40代の中途採用者に仕事を教えることは、年下の立場からでも嫌かもしれない。
今の会社でも、嫌な人や知らない人と仕事をすることはあり、憂鬱なこともあるが、仕事の大半は、すでに築き上げた人間関係の中で成り立っていることもあり、楽なこともある。そういうのを、全てゼロクリアして、新しい人間関係の再構築は勇気がいり、躊躇してしまう。
まとめ
以上のように、40代の転職活動は、20代や30代と違い、企業から求められる人物像や能力がより明確であり、その条件に合う人物以外は、なかなか採用されない。
それでもどうしても転職したいと考えるのなら、それなりの悪条件を受け入れる必要がある。
悪条件を受け入れたとしても、生き生きと仕事ができるのなら幸せですよね。そういう企業があるかもしれないと思い、私はあきらめずに転職活動しています。
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