大相撲 大関の特権

大相撲

今回の名古屋場所は3関脇の大関同時昇進が注目されていますね。9日目を終わり、豊昇竜は8勝1敗、大栄翔、若元春は、7勝2敗。「3場所連続で三役(関脇・小結)の地位にあって、その通算の勝ち星が33勝以上」という大関昇進の条件を考えると、もうこれ以上負けが許されない中、3関脇同士の取り組みも残しており、なかなか厳しいようにも思えてきます。

そんな彼らが目指している、大関とは、一体どのような特権があるのかまとめてみました。

1.給与

月額年額
横綱300万円3,600万円
大関250万円3,000万円
関脇・小結180万円2,160万円
幕内140万円1,680万円
十両110万円1,320万円

年額にすると、関脇・小結からの大関の昇進は、840万円の違いです。大きな違いであるには間違いないですね。こう見ると十両でも1,000万円プレーヤーなんですね。幕下からの十両昇進については、別記事で触れたいと思います(私は、幕下上位の取り組みが大好きです)

2.陥落と復帰

大相撲では負け越しをすると、番付が下がるのが通例ではあるが、横綱を除いて、大関の場合は、「2場所連続負け越しで関脇に陥落、直後の場所で10勝以上を挙げた場合は特例で復帰」という地位が与えられている。よくテレビで、休場明けの場所をカド番と言われていますね。直近だと、御嶽海や正代が、陥落しましたが、残念ながら直後の場所でも10勝以上挙げれず、今は平幕力士となっており、少し寂しいですね。今場所の霧島にも不安が残りますね。

3.その他(現役時)

その他現役時の特権と言えば、やはり移動時ですね。

・両国国技館の地下駐車場に直接自家用車で乗り入れ(運転はNG)

・飛行機はファーストクラス、新幹線はグリーン車(協会公式の移動)

その他、化粧まわしの馬簾の色に紫が使用できるもありますね。大相撲にとって紫は、格式が高いとされているようです。

4.引退後

現役引退後、年寄名跡を取得していなくても引退から3年間四股名のまま年寄として残ることができるとのことです。年寄株取得は、引退後も協会に残りたい現役力士にとっては、死活問題ですね。直近でも、有名力士があっさり協会を離れる例が増えてきています(年寄株に言及して廃業された方はいませんが)。大関ではありませんが、元横綱鶴竜も、年寄株がいまだなく、現役時の四股名のまま協会に残られています。「井筒」取得は難しいようですし、心配です。

名古屋場所もあと6日。いったい誰が新大関昇進を果たすのか。私も14日目は観戦に行きたいと思います。

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